体験型アウトドア教育

Outdoor Education

ー アウトドアを通じて生きる力を育む ー

普段とは違う環境の中で行うキャンプでは、 楽しみながら「衣・食・住」を体験・体感でき、 災害時でも役立つ知識や技術を学ぶことができます。
楽しみながらキャンプ活動の経験を通じ『生きる力を身につける』効果が期待できます。

  • 普段の生活では体験できないことに直面し遭遇することで、 色々な場面で自ら何かにチャレンジしたり、 仲間を励ましたり、 時には我慢したり、 困難な状況を受け入れる力を付けてもらい、 子どもたちの心の中に「自助・共助・公助」の精神が育まれていきます。

  • 仲間や集団で行うキャンプ生活では、 一緒になって楽しく遊ぶことはもちろんですが、 自分と異なる意見の人たちと一緒に行動することで、 話し合いをして何かを決めることなど、 さまざまな交流や意見交換の場面があり、 個人のコミュニケー ション能力、 人間関係を向上させてくれます。

  • 自然の中へ出かけて行くキャンプ体験では、 自然や地域での暮らしと直接触れ合う活動も多く、 これらの活動を通して、 環境意識や自然認識力が養われていきます。

学校向け

「生きる力」を育む
キャンプを軸にしたアウトドア体験

「生きる力」を育む
キャンプを軸にしたアウトドア体験

「生きる」という営みを通じて、社会を作っていく体験

キャンプ体験では、現代の子どもたちに必要とされている場面が数多く用意されています。
一人ひとりが自助力を身に付けることで「自分のことは自分でする」力を養い、キャンプを通して自分のできること、できないことを発見することができます。
人からやらされるのではなく、自らが楽しみながら食事を作ったり、寝るところを作ったり、一から「衣・食・住」を作ることを体験できるのがキャンプの醍醐味。

キャンプ時には、突然雨が降ってくることもあります。
必要な道具がなければ、代わりとなる方法を考えなくてはなりません。さまざまな想定外のことや未知のことが起こります。
みんなで力を合わせて乗り越えて行くことで、新しい発見をしたり、コミュニケーションが深まったりします。
「生きる」という営みを通じて、社会を作っていく体験ができるのが、キャンプの素晴らしいところです。

キャンプ体験を通して、子どもたちに新しい時代に必要となる資質・能力として、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性」を、楽しみながら学び、育むことができます。

学校の校庭でキャンプ体験

子どもたちが初めてのキャンプ体験(活動)をする際、 普段から慣れ親しんでいる学校の校庭を使用することで、 トイレや水場などの心配もなく安心してキャンプ体験を行えます。
各学校は、 災害時の避難場所として指定されているため、“いざ”という時に、「何をすればいいのか」 「必要なものは何か」を考え、 防災の具体的な行動にもつなげていくことができます。
テントに泊まる、 食事を作る、といったことを災害時に初めて行うのと、 キャンプ体験で経験しているのとでは大きく違います。
まずは「楽しく、 安心して学ぶ」ことから始めるのが大切です。
学校で開催の場合、 悪天候でも体育館を活用することができ、行事として の延期や中止の心配がなく、万が一 怪我をしてしまった場合も、 保健室を活用できるのが、学校で開催するメリットです。

自然の中で実際にキャンプを行う前に、校庭でのキャンプ体験を行うことで、キャンプを行う際の予備知識や心構え、 仲間と助け合うことの大切さを学んでおくことができます。 そうすることで、子どもたちは自信を持って自然の中へ出かけていくことができます。

例)ユースキャンプ【基礎編/1泊2日】

  • 【対応年齢】
    小学生・中学生・高校生 ※低学年(3年生以下での開催をこ希望の場合には保護者同伴が好ましい)
  • 【対応人数】
    40~50名
  • 【開催可能期間】
    4~11月
  • 【開催場所】
    学校の校庭(雨天時には体育館)
  • 【基本スケジュール】
    1日目10:00集合~ 2日目11:00解散
  • 【キャンプ用具について】
    必要な用具は全て揃っているため、 学校行事として行う際は負担なく開催可能

1グループ8名(男女各4名)2班編成
(例)キャンプ活動時のテント設営や食事では1班4名(男女各2名)で活動を行い、就寝時にはグループ内の男女に分かれテント内にて就寝

【1日目】

  • ◆10:00〜 12:00(座学)
  • ・キャンプ時の心構え(災害時による避難)
  • ・キャンプとは・キャンプのルールとマナー
  • ・持ち物チェック・用具の説明・スケジュール説明・役割の確認
  • ◆12:00〜13:00(昼食・各自にて持ってくる)
  • ◆13:00〜21:00(実践)
  • ・テント設営・火起こし
  • ・タ食準備/夕食(非常食体験・ローリングストック法)
  • ・オリエンテーション・寝袋体験(寝袋にて就寝)

【2日目】

  • ◆6:00 起床
  • ◆6:30〜11:00
  • ・朝食準備/朝食 ・防災に関するワークショップ(避難時に必要な事柄を考える)
  • ・撤収

【保険について】
万が一に備えて主催者側で保険に加入しています。
開催場所での下見と対策、 リ ーダー研修の実施、 参加者への安全教育など、 危険を最小限にする為の安全対策を講じていますが、 設備・備品・活動において危険や事故がないことを保障することができないことは予めこ承知おきください。
また、 一定の傷害保険に加入します(感染症、 疫病は適用されません)。
有事の際は、 主催者側の過失の有無にかかわらず、 その保険によって補償あるいは、お見舞いたしますことをご了承ください。

自治体・地域向け

アウトドアキャンプの体験を
地域の課題解決や活性化に活用

アウトドアキャンプの体験を
地域の課題解決や活性化に活用

人間の本来の「生き抜く力」を養う

キャンプ体験では、地域の環境を学ぶ場としても極めて有効です。
地域の暮らしや食文化、里山文化など、身近な自然に目を向け、自然環境に配慮した活動を楽しみながら行っていくことで、継続的な自然環境の保全や地域の生活、文化、経済に繋がるケースも増えています。
アウトドアキャンプを通して、人々が交流し、新しい地域作りに貢献すること、自然がもたらす恩恵を理解し、その地に暮らす誇りを持てるよう取り組んでいきます。
また、アウトドアキャンプでのスキル・知識を基軸に被災地支援活動に取り組むことで、地域活性化や防災・災害対応などに大きな成果をあげていることが注目されています。

MENU